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間接的にでも「いつか誰かの気付きに繋がれば」との思いだけでブログを書いている変わり者Ryokoです。
このサイトでは人が何か前向きになれる、偶然の気付きを色んな所に散りばめております。全く同じ情報でも、受け取る側の価値観や心理状態で、同じ形で伝わるとは限らない。
伝える側が、どんなにマーケティング学んで、心理戦で、思考を誘導したとしても、伝わる時は伝わるし、伝わらない時は伝わらない。結局は、受け取る側の受け取り方次第。
だから、色ーーーんな所に「気付き」や「きっかけ」を散りばめる事を意識してブログ記事を書いております。
この記事は「01のつづき」です
恐縮ですが、こちらの記事は前回の記事01後にご覧いただけましたら幸いです。
さて、今回は前回の続き、ただただ凝りを取りたいという目的でたまに行っていた、正直あまり質のよろしくないリラクゼーションサロンでT先生と出会った所までが前回の記事です。
前回の記事で触れた通り、スタッフの出入りが激しいお店なので、特別にどなたかを指名する事もなく、
裏を返すと、特別に指名したいと思えるレベルの施術を受けた事もなく、ただただ仕事とかが立て込んでいる時とか、大きなプロジェクトをやり切った後等の
「疲労困憊!!」という時に、やっとこさっとこ行っていた場所でした。
昔の私がマッサージに求めていたものは、角が立つので実際に口に出して言う事はあまりありませんが、
余計なトークはいらないから
とにかく力強く揉んで欲しい
ただただ凝りを取りたい
と言う事だけを求めておりました。
元々、マッサージの類は種類を問わず大大大好き!
大き目のショッピングモールに行くと、だいたいどっかしらの大手マッサージチェーンが入っているので、時間が許せば、色んな場所の色んなお店に挑戦してみた過去もあります。
チェーン展開しているようなお店は一通り経験もあり、大体どのチェーンがどういった雰囲気と言うのも把握しています。
「タイ古式」や「エステ」「オイルを使ったリンパマッサージ」とかも好きですが、どちらかと言うと、私は服を着たままやる「ザ指圧!」と言う感じの方が好きで、
どこのお店に行ってもリクエストは「とにかく力の強い人で」と言うタイプでした。
正直、数えられないくらいのお店に行った事がありますし、数えられないくらいの方に施術していただいたことがありますが、
それまでの過去は、残念ながら「またこの人にお願いしたいな…」と心から思える施術者との出会いはなく、
とりあえず、ただ、
行きたい時に行けるお店
お願いしたい時に空いてる人
という姿勢で施術も受けていたので、そりゃぁこちらの姿勢がそんなですから、当然ドンピシャな相性の方に出会える訳もありませんでした。
T先生との出会い直後に話を戻しますが
例の質のあまりよろしくないリラクゼーションサロンにも、T先生が入社されるより前から何度も行っていましたが、
T先生に出会う前は、個人指名はせずその時に空いている人の中で一番力の強い人と言う感じでお願いしていたのに、
T先生に関してはこちらから指名していないのに、何回が続けて同じT先生だった事にはちょっとびっくりしました。
これは後々T先生と仲良くなってから聞いた話によると、
そのお店は、再来のお客様でも指名のないお客様は基本的に空いている新人からどんどん割り振られて行く仕組みだけど、スタッフ側で「このお客さんまた入らせて下さい」みたいにはできるらしく、
T先生に関しては私だけでなく、基本的に自分が最初に受け持ったお客様は、続けて経過を確認したいからお客様側に拒否られなければ、自ら担当したい旨を名乗り出ていたそうです。
今思えば、ホントに姿勢が他の方と一線を画していらっしゃったな…。と思います。
これは実際タイミングもあったと思うので、今となっては、タイミングが合ったのもありがたかったです。
そもそも、私は昔からマッサージには「凝りをほぐす」という目的だけを求めていたので、あまりコミュニケーションは求めておりませんでした。
他の店舗でも、担当の方によってはかなり話しかけてくる方もいらっしゃるので、
そういった場合は『あー…、話はイイからもっと力強くやって欲しいな…』とだけ思っていたのがそれまでの正直なところで、
むしろ「屈強な力持ちおにーさん」みたいな人にゴリゴリマッサージされるのが、ただただ大好きでした。
ですので、当初はT先生にも「とにかく力強いマッサージ」のみを求めており、T先生から「今日何食べました?」とか質問される事があり、
心の中では『え?別に何食べたとしてもマッサージに関係なくない?雑談はいいからもっと強くやってよ…』程度に思っていた事が私の器の小ささを表している出来事とも思います。
という印象でおりました。
ところが、この辺の事は後にわかるのですが、T先生は東洋医学をかなり深く学んでいらして、服の上から胃を触るだけで「胃もたれしているみたい」とかを感じるので、そこからの「何食べました?」という質問だったそうです。
ただの雑談と思いきや、ちゃんと東洋医学的に根拠あるトークだったと言う事を後に知りまして、私自身が何と浅はかだったかと思い知らされたのは出会って随分経ってからの事でした。
見られていたのかと思う位に食べた物を当てられたことがありビックリしたのはかなり仲が良くなってからの事です。
さてここで疑問が湧く方もいらっしゃると思いますけど、
リラクゼーションサロンだと、無資格の方も多いですし、微妙なお店なんかではバイトがちょろっと研修受けてすぐ施術みたいなこともざらにあるとかないとか。
何で技術的に優れた方が、その独特なオーナーが経営するいまいちなリラクゼーションサロンに転職してきたのかは、ずっと謎に思っていました。
その謎についてはつい最近聞いたのですが、その独特なオーナーが実は技術的にはかなり優れていらっしゃる方だったらしく、
お店の運営自体は首を傾げる所も多かったのですが、そのオーナーの下で技術を学びたいという強い真摯な気持ちで転職してきたとの事でした。
T先生が転職してくる前から私はそのリラクゼーションサロンに通っていたので、お店の雰囲気はよく知っています。
どのスタッフも覇気がなく
古くなった掲示物はそのまんま
下手したらカレンダーも先月だったり
雰囲気がいまいち全開のお店、という印象でしたが、これは今T先生を懇意にしているからではなく、
控えめに言っても、T先生が入社してからのそのリラクゼーションサロンの雰囲気は格段に良くなった事はお待合室で客さん同士が話題にするくらいに顕著な違いが表れていました。
~【02,マッサージ遍歴編】はここまで~
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